「『SWIFT』と言いますと?」と町会長

「ウィキペディアの『国際銀行間通信協会』に、『国際銀行間通信協会(英語: Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)略称: SWIFT(スイフト、スウィフト)とは、金融機関同士のあらゆる通信にクラウドサービスを提供する非上場の株式会社である。本部はベルギーのラ・ユルプに設置されている。株主となる金融機関は各国に存在するため、同協会の事務所は各国に置かれている』という説明があります。」

「長野賞受賞論文に、『送金取引がSWIFTを通して行われる事により、制裁対象者が関係する取引を自動的に資産凍結する事が可能となり、資産凍結機能を有していると言える』と書いてあるということでしたが、SWIFTは米国の機関ではないのですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。ウィキペディアの『国際銀行間通信協会』に、『1973年5月、国際証券集中保管機関のセデル(現クリアストリーム)とユーロクリアの主要株主が設立した。設立当初は15ヶ国の銀行が会員株主であったが、その数は年々増加した。1975年に利用ルールが制定された。1976年、協会はオランダ・ベルギーに最初の有人オペレーティング・センターを開設。ここでソフトウェアの開発などが行われた。サービスは1977年5月に始まった。1979年、合衆国に新たなオペレーティング・センターを設置。1980年、香港とシンガポールでサービス開始 』と書いてあるように、米国にオペレーティング・センターができたのは、ベルギーにオペレーティング・センターが開設された2年後です。」

「それでは、米国の機関ではないということですね」と町会長。

「歴史的な背景を知っていれば、SWIFTが米国の機関だと思う人はいないでしょうね。」

「もしかして、SWIFTは米国の機関なのですか」と町会長。

「証拠はないのですが、そういう可能性が高いと推定しています。」

「なぜ、米国の機関だと推定しているのですか」

「ウィキペディアの『国際銀行間通信協会』の英語版には、SWIFTを設計したのはLogicaという会社で、実際に開発したのは、the Burroughs Corporationという会社だと書いてあります。」

「設計した会社と開発した会社が問題なのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。両社ともウィキペディアの項目になっていて、『国際銀行間通信協会』の英語版からリンクがあります。」

「もしかして、両社ともオランダの会社ではないのですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。設計したLogicaと言う会社はイギリスの会社で、実際に開発したthe Burroughs Corporationは米国の会社です。」

「なるほど。米国の会社が開発したものであれば、米国は、設立当初からSWIFTの送金情報を監視していた可能性がありますね」と町会長。

「おっしゃる通りです。SWIFTを設立した頃は、ソ連が健在だったので、米国は、ヨーロッパでCOCOMに違反するような資金の流れがあるかどうかを監視する必要があると考えたのだと推定しています。」

「『COCOM』と言いますと?」と町会長。

2020/9/24

<筆者の一言>
ところが、肝機能が上がり、筋肉が緩み、脳や耳が緩むと、短期記憶が改善しはじめた。耳と経絡的な連動性がある海馬の可動性が短期記憶と関係しているようだ。

何年か前に、海馬を緩めるために模型を作り、パワーを上げるために金色に塗装したことがあったが、そのときには短期記憶の変化には気づかなかった。

肝機能が上がれば、皮膚も緩み、指も緩んで、三焦系を始めとして、耳に関係する経絡も緩み始めるので、耳の可動性は徐々に上がってくる。最初に、耳たぶに気が流れるようになる。

そこまで行くと、その日に薬を飲んだことを思い出せるようになる。思い出せないときは耳たぶの気が止まっている。<続く>

<ムクドリ104>
イエスズメの雑木の枝の中を飛び回っているのを目撃した翌々日、けやきの大木の枝の中を、イエスズメが、数羽、飛び回っているのを目撃した。けやきの枝は密生しているので、普段は、イエスズメが飛んでいても見ることはできない。光線の加減で見えたようだ。

翌日、試しに、樫の木の防風林を観察した。枝の最上部から少し下がったところを枝すれすれ飛んでいるイエスズメを1匹、最上部の枝の空が見える切れ目を横切ったのを1匹見つけた。イエスズメの高度な飛行技術が、鴉から身を守っているのだ。<続く>

2023/9/7